ピースボートの正体。参加者

私はピースボートで14年勤務していた

前職何してたんですか?
と聞かれることがあるが答え方は人によって変えている。

なぜか?

それは、、、何をしていたか説明できないくらい船を出す業務は多岐にわたり、
中身が濃いので、相手の認識や温度をみながら話したいからだ。

逆に「どんなイメージ?」って質問している:笑

「ピースボート、退職します」参照

横浜港を出港した瞬間。乗船者側からの写真

ピースボートの正体

私の親はまさしく
ピースボート怪しい、ピースボート真実、ピースボート正体、ピースボート北朝鮮、ピースボート洗脳、ピースボート宗教などを想像していたタイプの田舎の親だった。

もはや、宗教とは、洗脳とは、北朝鮮とは、が少なからずわかっている人は、ピースボートとリンクはしないのが一般的。

ピースボートの正体を知る上で重要なことは、どのような人が参加しているか。
今回は参加者にスポットを当ててみる。
つまりは、どれだけの人に価値を提供しているか、という話しの方がわかりやすいと思う。

一生に一度の地球一周(シニアの方は2、3周している)。
全て乗る人も企画も寄港地も違う。同じ船は二度とない。
一度乗っただけではわからない。

職員として何度も乗っているからこそ見えてこないこともあるとは思うが、毎回たくさんの感動と苦労と気付きと刺激をもらえる。そして何よりたくさんの経験者の声をたくさん拾うことができている。
元職員と言えど、偏ったようで、多様な意見を客観的にお伝えできる。

ピースボート体験談

体験者の声はたくさんネットにあがっているので是非見てほしい。

100日間25か所を1,000人の人と一緒に旅をする。
一年間に3回の地球一周の船旅を実施しているので実に3,000人の方が参加している。
船を使って行く。一人旅、バックパックではなく、船だから面白いことが起こる。

海の上の大運動会。アドレナリン全開のシチュエーション

100日間の時間を取る努力と環境を変えることが必要。

プラスにとらえると、この旅には、人間の欲望を満たすことがたくさん詰まっている。
だから毎回たくさんの期待を背負って船はゆっくり進んでいる。

価値感に刺激を与え、成長スピードを上げる為には
そもそも環境、仕事、住まいなどを変えると早いといわれている。
私の田舎の親もその一人だが、一昔前では無謀、寄り道、終身雇用の流れの中からは後ろ指さされていた。
それでも乗った人もいる。田舎の長男としては厳しい選択だと思われていた:笑

ただ、環境を変えることはチャレンジであり、チャンスととらえていい時代。
進むか、止まるか、戻ることはできないが、考えることができる選択肢がある人はそもそも幸せだと思う。

ピースボートの参加者

まずどんな人が参加しているのか。
2歳~100歳まで老若男女、シンガポール、マレーシア、台湾、中国、韓国などのアジアの人たちも含めて1000~1200人。
年齢層は20代、30代が3割、60代、70代が7割が一般的。
外国客船の為、レストラン、ハウスキーパーなどの外国人クルーが400人乗っているので、多国籍でユーモアある日常になっている。

若い人たちは3割でもいればそれでも300人。
人間友達を本気で作ってもせいぜい300人。十分すぎる。
シニアの方からは逆に「若い人が多いね」と思われているが、全く逆。
比率を見たら一目瞭然。船内では若い人が船内を有効活用して動いている為、目立つ、というだけ。
ゆっくり部屋で過ごしているシニアも多いのだと思う。

少子高齢化の人口比率に比例しているので、シニア世代の方が多いのが事実。
が、これがまた面白い。近所のシニアの人、親戚とも会話をしない時代。
また逆もしかり、シニアはヤングと接する機会も何を考えているかも知る機会は中々ない現代。

異年齢交流がここまでスムーズにいく空間はかなり珍しい。世界一周の持っているパワー。尊重しあっている。
帰国してからも全都道府県を宿なしで泊れり歩けるのではないか、と思うほど。
可愛がっていただき本当に感謝している。それだけお互い濃厚だった証拠

家、コミュニティが崩壊している日本に取ってみたら、船の同行者同士は、家族のようになることが逆に新鮮だという人もいる。もちろん、仲良しこよしで一緒にまとまる必要はないので安心してほしい。
一人になれる空間もたくさんある。

100歳の友達ができた、ということだけですごいこと。

ピースボートに参加する目的

目的は一切問わない。問わないから多様な空間になり、化学反応が起こる。
共通していることは、この旅に乗ってみたい、何かを期待したい、自分の目的が達成できる手段だ、というだけ。

結論、どのような人が乗っているか。

ピースボートに乗れたら乗ってみたいという好奇心が湧いた方で

体調不安

時間の確保

金銭の目安

身辺整理、家族の合意

調整できるモチベーション

の六点がクリアされた方。

もちろん、シニアの方、高齢者、若者、中間層、子育て世代などで
乗る為の課題は異なるが

今の時点で全部無理でも落胆しないでほしい。

なぜかと言うと、直近のクルーズなどは満席になってしまってそもそも乗れない。
つまりは、次は1年後の船旅になり、1年間チャレンジできる状態であれば可能性はグっとあがる。

人生をかけて、預貯金(貯めるプランニング)とにらめっこして、時間の確保ができるか検討する。
自分も家族も元気で身体が空けれるうちに乗るということが一番。

という数え切れない目的があがる。何か一つに該当すれば、乗る価値は見いだせると思う。

極端な話し、お金も払うし、一人部屋で、仕事も休んでいい、家のことも気にするなと言われたら、大概の人はチャレンジしてみようかなと思うのかなと思う、そんな魅力、コンテンツ、選択肢が詰まっているはず。

ピースボートの真実


ピースボートのイメージやとらえ方がそれぞれだとは思うが、大前提として、このような旅、空間、場所を作っている団体は、世界中探してもピースボートしかない。世界25か所を100日間、1000人以上の人と共に共有して旅をする。
それだけでも価値としてとらえる人は間違いなく多い。

それに飛び込むかどうか、それはあなたが選択して、決めたらよいと思う。

ピースボートだけに限らず、トラベルにはトラブルはつきもの。ハプニングは旅を彩る調味料、なんとも言われている。
それを楽しむのも旅から得られるアドレナリンなのかなとも思う。

私が初めて乗船したのは2004年。そのころと今では、インターネットを介した情報公開量、質が全く違っていた。当時は2ちゃんねる、ウィキペディアといった、匿名の書き込みなどが世間をにぎわしていた。そんな中、ピースボートは、ネットに何を書きこまれようとも、気にしないそんな無謀な体制だった。が、だからこそ今でもブレない自信を持った軸が培われた、とも言える。歯を食いしばった時があったからこそ、ピースボートは堂々と船を出し続けている。

ネットで何と言われようとも、真実は1つ。それは乗った人が自分で創り上げる真実のみ。
あなた自身のメディアリテラシーは、しっかり良いメディアを選んでますか?

今では、シェアリングエコノミーといったように、情報も共有していく時代。
レストランもそう、Airbmbもそう。個人がしっかり評価し、評価をもとに自分の価値観と照れし合わせて選ぶことができる。いい時代になった。最終的に選ぶのは周りの評価でもなく、あなた自身。さまざまなご指摘はあってもゆるぎない船旅を35年以上続けている。

今から同じようなことを真似をしようと思っても、誰も始められないほど、スケールの大きなプロジェクト「地球イ。

気になることがあったら、乗ったことがある人、職員に直接聞いてみよう。
合う、合わない、またはマッチングも含めて経験者の意見は参考になるはず。

ピースボートの船内、旅はコンテンツが多く、多様性を受け入れる場所。
同じ人ばかりいるわけではない。きっと、何かヒットするコンテンツがあるはず。
それだけでも乗る意味はあると思う。

船内、寄港地の裏話は、また別の機会にでも。

ご質問あれば是非。

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ABOUTこの記事をかいた人

30代・二児の新米主夫。田舎に生まれ育ち、世界一周、国際協力を経て、山梨県北杜市に家族で移住。転職、ゼロからのスタート。念のためJターン。目的を持った人が集まる場所作り計画中。生き方を振り返る記録や自己紹介になるブログ。都会から田舎への移住生活、田舎暮らし、農的暮らし、旅、家族について書き連ねる。 #山梨県 #北杜市 #移住 #家族 #子育て #世界一周 #田舎暮らし #農業 #くだらない写真 #農的暮らし #家族 #主夫#世界一周 #旅